松本建工(株)(北海道札幌市、社長:松本節也氏)は、屋根面の温度を抑制し夏場の省エネルギー対策に効果を発揮する住宅用屋根断熱材「遮断ルーフ」を開発、2002年4月より販売を開始すると発表した。
同商品は、ウレタン断熱ボード外側の複数面のアルミ箔で熱線を反射させ、多層構造の通気層により幅射熱を蓄熱させず、屋根面の温度抑制を実現させたもの。新築、リフォーム、工法を問わず施工でき、小屋裏空間の暑さが解消されるため、従来デッドスペースであった小屋裏空間の有効活用が可能となるなどのメリットがある。
また、遮断と断熱を合わせた複合断熱建材としては、日本で初めて(社)日本建材産業協会による優良断熱材第一種の認定を受けており、すでに2001年8月には特許も取得済み。
価格は、40坪程度の戸建て住宅で約100枚(1枚455mm×1800mm)使用した場合、60万円程度となる。販売にあたっては、三井物産(株)との販売提携により全国展開を図り、初年度目標約17万枚、10億円を見込んでいる。