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アトラクターズ・ラボ、 分譲マンション事業主別価格設定分析結果を発表

 不動産マーケティング会社の(株)アトラクターズ・ラボ(本社:東京都千代田区、代表:沖有人氏)は29日、分譲マンションの事業主別の価格設定に関する分析結果を発表した。

 同社では、2000年に首都圏に200戸以上供給した事業主54社が、1996~2000年に供給した物件(億ションなどの高額物件および共同事業は除く)の価格を調査。同社独自開発の分譲価格算出モデル上の理論値を相場とし、実際の価格と比較した相場との乖離率の平均を算出した。
 その結果、価格設定が最も高かったのは大京で、相場との比較値プラス6.9%。二位以下は、野村不動産(6.7%高)、住友商事(5.3%高)と続く。同社では、これらの事業者の特徴として、ブランド力に優れ、先進的な商品企画力があり、販売期間を比較的長めに設定する販手法をとっていると分析。
 逆に相場より価格設定の低い事業者は、1位がゴールドクレストで同▲13.0%となり、2位リクルートコスモス(同▲5.0%)以下を大きく引き離す結果となった。同じくこれらの事業者の特徴として同社では、土地仕入能力に優れ、価格訴求力を武器にして販売に多くのコストをかけない手法をとっていると分析している。


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