(株)ゼファー(東京都千代田区、飯岡隆夫社長)は18日、「2001年12月期 決算短信」を発表した。
当期単体業績の売上高は252億2,600万円(対前期比54.4%増)、営業利益は34億2,800万円(同76.7%増)、経常利益は27億7,700万円(同89.7%増)、当期純利益は15億7,700万円(同95.1%増)であった。
増収増益となった主な要因は、不動産販売部門において対前期比92.1%増(計995戸)の物件引渡しを完了、当期完成済み販売在庫のうち未契約在庫が47戸であったことや、コンサルティング事業として4棟が竣工、さらに5棟を着工するなど、いずれも好調な成績であったことが挙げられる。なお、同社は2001年12月14日付けで、東京証券取引所市場第二部に上場している。
今後の見通しについては、不動産販売部門では販売在庫増加が予想されものの、不動産賃貸部門で札幌市の既存駐車場を商業ビルとして事業化するなど、積極的な展開を行なうとしている。また、CM(シーエム)方式を活用した設計施工体制を確立するとともに、ハウジングアドバイザー(HA)組織による自社販売体制の強化を図る。これにより、CM部の建設工事受注拡大と、不動産流動化や不動産投資信託(J-REIT)市場に対応した商品供給をめざし、通期業績で売上高350億円、経常利益31億円、当期純利益17億円を見込む。