日本E.R.I.(株)は28日、4月1日より従業員年金制度に、確定拠出型年金制度を導入すると発表した。
同社では、すでに2月26日付けで関東信越厚生局の承認を受けており、同制度導入は東京都内で25番目となる。
導入理由として同社は、2000年4月の確認検査業務および住宅性能評価業務の開始以降、急速な業務拡大に伴い従業員数も増加。そのため従業員の福利厚生につき検討を重ねてきた結果、会社会計と年金会計を分離することにより双方の透明性の向上と、人材の流動化に対応可能な年金制度が必要との理由から同制度の導入を決定した。
なお同社は、過去勤務債務が2002年3月末時点で1,700万円となることから、債務は4年間で償却する計画。また、同制度加入対象者は、全従業員197人中110人で、運営管理機関は第一生命保険(相)、運用商品は元本確保型の定期預金、利率保証型積立生命および障害保険商品、株式投資信託など計8商品を予定している。