不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

大京、SOHO賃貸マンション2物件を着工

「リゾーム都立大」完成予想図

 (株)大京エステート事業カンパニーは26日、賃貸タイプの高級SOHOマンション「リゾーム都立大」(東京都目黒区、総戸数8戸)と「リゾーム麻布十番」(東京都港区、総戸数11戸)の2棟を相次いで着工したと発表した。

 同社では、こだわり派のニーズに応えるデザイン性の高いSOHOマンションの供給量が少ない現況や、ますます本格化するIT社会に対応する本格的なSOHOマンションへのニーズの高まりなどを受け、SOHOマンション「リゾーム」の展開に踏み切ったとしている。
 企画監修については、「リゾーム都立大」では(株)リネア建築企画(東京都港区、坂野美由紀社長)を、「リゾーム麻布十番」では(株)タカギプランニングオフィス(東京都渋谷区、高木栄一社長)を起用。両社とも、デザイン物件においては先駆的企業で、首都圏を中心に多くのデザイン物件を手がけている。
 「リゾーム都立大」の外観は、八角形の印象的なデザイン。居室内は、3層メゾネット構造とスキップフロアの採用で、立体的な縦の連続性をもたせた空間が特徴。一方、「リゾーム麻布十番」は、ガラスとスチールパネルを組み合わせたデザイン性の高い外観で、都会的で洗練されたイメージ。居室内は、ホテルの居住性とオフィスの機能性を兼ね備えたシンプルな空間ながら、暮らしやすさにも十分に配慮している。また、両物件ともビジネスユースに対応したインターネット環境を整備。さらに、1世帯で50メガバイトまでのホームページの無料開設や、入居者全員にそれぞれへの電子メールアドレスの無料提供、ホスティングやドメイン取得代行サービス(有料)など、充実したインターネット設備を施している。専有面積、想定賃料は、都立大が99.67~123.85平方メートルで、45~55万円、麻布十番は40.31~89.80平方メートルで、20~45万円。
 同社では、賃貸タイプのSOHOマンションに対する顧客の反応を判断材料として、分譲タイプでの展開も検討している。


最新刊のお知らせ

2024年5月号

住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには? ご購読はこちら