国土交通省は29日、建設活動の円滑な実施を図ることを目的に毎月行なっている「主要建設資材月別需要予測」の2002年5月分について、以下の通り発表した。
【セメント、生コンクリート】
補正予算の発現が期待されるものの、減少傾向で推移していること、民間建築物の着工床面積が低調に推移していることから、セメントの需要量は490万トン(前年同月比▲7.1%、4ヵ月連続のマイナス)、生コンクリートの需要量は1,000万立方メートル(同▲7.1%、4ヵ月連続のマイナス)と予測される。
【木材】
持家着工および木造住宅の着工床面積は低調に推移しており、住宅全体の着工も低水準のため、需要量は115万立方メートル(同▲12.9%、30ヵ月連続のマイナス)と予測される。
【普通鋼鋼材、形鋼、小形棒鋼】
民間建築物の着工床面積が低調に推移していることから、民間建築工事での需要割合の大きい普通鋼鋼材は200万トン(同▲6.3%、16ヵ月連続のマイナス)、形鋼は46万トン(同▲4.4%、前月のプラスよりマイナス)、小形棒鋼88万トン(同▲3.5%、4ヵ月連続のマイナス)と予測される。
【アスファルト】
公共工事は減少傾向で推移していることから、公共工事での需要割合の大きいアスファルトは19.5万トン(同▲8.9%、4ヵ月連続のマイナス)と予測される。