藤和不動産グループでホテル・レストラン運営企業である中央コンサル(株)(矢野雅國代表取締役社長)は3月29日、IT化によるサービス拡充の一環として、本年4月より「HOTEL TOWA上野」(客室数150室)と「HOTEL TOWA浅草」(客室数200室)において、客室から高速インターネット接続を開始すると発表した。
同社は“東京都宿泊施設IT化支援事業”の対象事業として実施するもので、同事業に主旨賛同するとともにホテルの付加価値を高め、顧客満足度を向上させることを目的として導入するもの。なお、同システムの環境構築は、藤和不動産(株)のブロードバンドプロバイダサービス『With e Net』がプロデュースした。
今回導入した高速インターネット接続のシステムは、最大16Mbpsを実現させる「メルコ製VDSLブロードバンドアクセスシステム」を採用、IPアドレス環境の設定変更自動化には米Atreus Systems,Inc.の「マルチゲートサーバー」を導入する。
また、両ホテルでは利用希望の宿泊者にフロントでモデムを貸し出し、利用者は特別な設定をすねことなく、自分のパソコンに接続するだけで使用可能となる。