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国土交通省、「移動円滑化建築設備等に関する提案募集」の結果を発表

 国土交通省は8日、「移動円滑化建築設備等に関する提案募集」の結果を発表した。
 
 同意見募集は、ハートビル法(高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の建築促進に関する法律)13条に基づき、建築物および建築敷地内における高齢者、障害者等の移動円滑化に資する移動円滑化建築設備等の開発・設計・実用化・活用を推進するための取り組みの一環として、(財)ベターリビングを事務局に、昨年10月から12月末に行なわれた。
 今回は応募数90件の提案から、51件が選定提案、15件が保留提案となった。応募提案には、開発段階のものから実用段階のものまでさまざまであり、その分野も「リフト」「エレベーター」「階段昇降機」「段差解消期」「スロープ」「視覚障害者用情報案内システム」「避難誘導システム」など幅広く、なかには既に実績を積んでいるものもあった。
 同省では、誰もが利用しやすいパブリックユース品と利用者が特定されるパーソナルユース品などガイドラインおよび選定提案の概要などを取りまとめ、公共建築等の施設設備主体、機器等の供給主体、施設の利用主体に広く紹介していく予定。


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