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建築研究所、解体・分別・再資源化しやすい枠組壁工法建築物の解体実験を実施

 独立行政法人の建築研究所は、(社)日本ツーバイフォー建築協会と共同で、解体・分別しやすいよう設計に工夫を施した枠組壁工法によるモデル試験棟の解体実験を、4月15日から1週間の予定で実施する。

 同研究所では、研究プロジェクト「木造建築物の再資源化・資源循環化技術の開発」において、解体時の廃棄物発生抑制について設計・計画段階で配慮した木造建築物の設計・施工技術の開発を行ない、解体されるときに環境に与える負荷を極力軽減することをめざしており、今回の解体実験もその一環として行なうもの。
 実験は、解体・分別しやすいように設計したモデル試験棟と一般的な設計によるモデル試験棟の2棟を建設し、施工・解体を行なう。施工については、2月14日から3月12日の間にすでに済ませており、4月15日からは解体実験を開始する。なお、施工作業、解体作業ともに全記録をビデオ撮影、また作業者の作業内容・時間等を記録し、2つのモデル試験棟の解体のしやすさ、解体に要する時間、解体材の再資源化の可能性について測定。解体・分別・再資源化に配慮した設計の効果について検証し、今後、解体・分別・再資源化が行ないやすい木造建築物の設計法を提案するための基礎データを収集する。


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