(社)都市開発協会は18日、平成13年(1月~12月)の3大都市圏における中高層住宅価格とサラリーマン世帯の年収との乖離をまとめ発表した。
同調査は、平成13年に供給された中高層住宅(専有面積75平方メートル)の平均価格と、総務省の「家計調査」などから推計した勤労者世帯の平成13年の年収(744万円)とを比較したもので、調査対象戸数は130,021戸。
これによると、平成13年の標準的な中高層住宅の価格は、東京圏で3,975万円(前年比▲2.4%)、大阪圏で3,120万円(同▲5.2%)、名古屋圏で2,580万円(同▲1.7%)であった。これを踏まえ、平均的なサラリーマン世帯の年収744万円に対する中高層住宅の価格は、東京圏で5.34倍(前年結果5.29倍)、大阪圏で4.19倍(同4.28倍)、名古屋圏で3.47倍(同3.47倍)となり、いずれもほぼ横ばいを示しながらも、東京圏と名古屋圏においては多少乖離が大きくなっている。