三井不動産(株)は10日、建設企画部において「設計および建設に関するプロジェクト・マネジメント業務」に関し、本社部門としては初の品質マネジメントシステムに関する国際標準規格「ISO9001」の認証を取得したと発表した。
同部は、事業主(顧客)に対して、プロジェクト・マネジメント業務における建築分野の各種コンサルティングを提供する部署で、現在までに汐留シティセンター(東京都港区)、三鷹の森ジブリ美術館(東京都三鷹市)など、オフィスビルを中心にさまざまなプロジェクトをマネジメントしている。現在も約30件のマネジメント業務を進めており、今後業務プロセスの明確化、業務の標準化などを通じ、事業主に提供するサービスの更なるレベルアップを目的として「ISO9001」の認証を取得した。
同社では、グループ中期計画の中で、ノンアセットビジネスを全社的に推進するとともに、顧客から信頼される企業ブランドの確立を基本戦略にあげており、今回の認証取得はこの基本戦略を象徴するものとし、今後もこのような活動を継続的に実施し、ノンアセットビジネスの伸長・強化、顧客満足度の向上を図っていく方針。