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住宅金融公庫、「平成13年度公庫融資利用者調査報告」発表

 住宅金融公庫は15日、「平成13年度公庫融資利用者調査報告」を明らかにした。

 同調査は、平成13年度における第1回受付期間(4月20日~5月28日)および第2回受付期間(7月16日~8月27日)に借入申し込みを行ない、11月30日までに融資承認をを受けた者を調査対象としている。借入申込書の集計によると融資件数はマイホーム新築34,390件、マンション購入23,972件、建売住宅購入13,565件であった。
 調査結果によると、融資利用者の「平均年齢」はマイホーム新築39.8歳、マンション37.6歳、建売住宅36.8歳で、いずれも前年度より低下している。特に建売住宅においては、昭和55年度(1980年度)の調査開始以来、初めて37歳を下回った。なお、3種とも30代が最も多く、40代の割合は減少傾向を示している。
 また、「二次取得者(従前持家)の割合」はマイホーム新築25.1%、マンション10.3%、建売住宅12.4%でともに減少傾向。特にマイホーム新築は対前年度比▲2.7ポイントで、8年連続で減少している。
 なお、「建設費・購入価額」についてはマイホーム新築2,504.7万円、マンション3,317.1万円、建売住宅3,627.6万円で、マイホーム新築は前年並みであったもののマンションは3年連続で下落し、対前年度比▲6.0%と大きな下げ幅であった。建売住宅は4年連続で下落している。
 一方、「建設費に占める借入金内訳」は、3種とも公庫割合が前年度より減少し、民間金融機関が増加している。マイホームでは公庫63.5%(対前年度比▲3.0ポイント)、民間金融機関5.2%(同1.8ポイント増)、その他4.6%(同▲0.3ポイント)、手持金26.8%(同1.6ポイント増)。マンションでは公庫62.3%(対前年度比▲2.3ポイント)、民間金融機関510.7%(同4.9ポイント増)、その他5.7%(同▲1.7ポイント)、手持金21.4%(同0.3ポイント増)。建売住宅では公庫45.9%(対前年度比▲5.8ポイント)、民間金融機関24.3%(同8.8ポイント増)、その他7.4%(同▲2.2ポイント)、手持金22.4%(同▲0.8ポイント)であった。


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