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アットホーム、定期借家物件の登録状況を発表

 不動産情報ネットワークのアットホーム(株)は9日、定期借家権が導入された2000年3月期と、2002年の3月期に登録された首都圏居住用物件における「定期借家物件」の登録状況をまとめ発表した。

 対象期間は、2000年および2002年の各3月の1 ヵ月間。調査内容は、定期借家物件数および増減率、定期借家物件数および登録物件に占める割合など6項目。
 それによると、2002年3月期の首都圏の定期借家物件数は、2000年同月比136.0%の1,664件。種目別では、貸マンションが983件(2000年同月比156.7%)で、次いで貸戸建て住宅533件(同104.2%)、貸アパート148件(同142.6%)となった。エリア別で見ると、神奈川県が656件(同166.7%)で物件数、増加率ともにトップ。以下、東京23区の572件(同122.6%)、千葉県172件(同149.3%)と続いている。なお、2000年3月期を下回る結果となったのは、埼玉県(129件、同74.3%)のみ。
 登録物件に占める割合は、2000年3月期が1.4%であったのに対し、2002年3月期は3.2%となり1.8ポイントの増加を示した。種目別では、貸戸建て住宅が全体に占める割合が18.3%と最も高く、特に神奈川県は21.6%を記録している。なお、2002年3月期に登録された定期借家物件の平均像は、賃料14.24万円、面積71.69平方メートル、契約期間は3.0年で、礼金は過半数が2ヵ月、敷金は8割以上が2ヵ月となっている。


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