リゾート事業協会は、「リゾート白書2002(vol.4)」を刊行した。
毎年5月に発刊する同白書は、リゾート事業全般および分野別の現況、問題点についてまとめているともに、それらに関するデータも併せて掲載している。
それによると、2001年リゾート開発事業は、「軽井沢」「熱海」「箱根」エリアでの新規リゾートマンション供給が比較的堅調に推移した一方で、再販による思い切った価格設定の大型物件供給が目立つものとなった。なお、総供給戸数は前年を上回り、また供給残も減少していることから、わずかずつではあるが着実に在庫調整が進んでいる様子。別荘・建売分譲の新規供給は、ほぼ横ばいで推移。しかし「首都圏エリア」に比べ、「中京圏」「関西圏」の流通市場の動きの鈍さが見受けられた。リゾートホテルの稼働状況については、昨年9月の米国同時多発テロによる海外旅行数減少により、一部国内へシフトしたことも手伝って年後半には増加したところも見られるが、エリア格差が大きく、年間平均でみると稼働率は対前年比▲1.4となった。
同協会では、「リゾート白書2002(vol.4)」を1冊3,000円で販売する。申込み、問い合わせは、リゾート事業協会(03-3591-9440 担当・加藤)まで。