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長谷工コーポレーション、「2002年3月期決算」発表

 (株)長谷工コーポレーションは28日、「2002年3月期決算(単体・連結)」を発表した。

 当期単体業績の売上高は3,489億5,000万円(前年同期比▲2.8%)、営業利益は157億8,500万円(同▲22.0%)、経常利益は125億3,200万円(同▲30.5%)、当期純利益は▲1,610億4,200万円であった。
 当期連結業績(対象22社)の売上高は4,467億1,800万円(前年同期比▲2.7%)、営業利益は213億4,200万円(同▲18.3%)、経常利益は134億1,700万円(同▲9.2%)、当期純利益は▲1,226億3,100万円であった。
 当期は、保有不動産の抜本的処理に伴い、将来の減損会計への備えと早期資金回収のために販売用不動産等の事業計画の見直しを行なったことなどにより、販売用不動産等評価損902億円、固定資産評価損509億円等、特別損失1,591億円を計上し、1,226億円余の当期純損失となった。これにより、単体で915億円、連結で1,217億円の債務超過となるものの、同社主力金融機関である大和銀行、中央三井信託銀行、日本興業銀行(現・みずほコーポレート銀行)からの総額1,500億円の債務の株式化による支援
により、2002年度中には解消されるものとしている。
 なお次期見通しについては、経営合理化を一層推し進めるとともに「中期3ヵ年計画(ナビ21)」の諸施策を着実に遂行することにより、収益力の強化および財務体質の早期健全化を図るとしており、単体で売上高3,310億円、営業利益166億円、経常利益120億円、当期純利益30億円、連結で売上高4,250億円、営業利益227億円、経常利益130億円、当期純利益40億円を見込む。


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