三菱地所(株)は28日、超高層マンションの防災に関する品質・性能を居住者の視点からとらえた防災ブック「超高層住宅 防災編」を作成、物件購入希望者宛に配布すると発表した。
同社では、「M.M.TOWERS」(横浜市西区、総戸数862戸)や「銀座タワー」(東京都中央区、総戸数180戸)など、2000年以来約4,000戸(共同事業を含む)の超高層マンションを分譲しており、今回の防災ブック作成は、超高層マンションにおけるユーザーの防災への関心の高まりをうけたもの。「火災の原因と防火対策」や、初期消火の要領や設備および本格消化のフローを記した「救助消防活動」、建物に装備している非常用の給水や非常用電源等の設備について記した「災害時のライフラインの確保」などが記載される。
第一号として、まずは「ザ・ヨコハマタワーズ」(横浜市神奈川区)で現在発売中の「タワーイースト」(総戸数385戸)購入希望者向けに配布を開始するとしており、すでに入居の始まっている「タワーウエスト」(総戸数400戸)の入居者についても、マンション管理会社の(株)ダイヤコミュニティーを通じて配布する予定。
なお今後は、独自の性能表示システム「CHECK EYE’S(防災編)」として、20階建て以上のすべての超高層物件において作成、配布していくとしている。