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東日本レインズ、「東京圏マンション流通価格指数」を発表

 (財)東日本不動産流通機構(通称:東日本レインズ)および(財)日本総合研究所は27日、1995年から2002年4月までの成約中古マンションを対象とした「東京圏マンション流通価格指数」を発表した。

 同調査は、日本総合研究所が1999年度から2001年度まで実施してきた「不動産価格指標整備に関する調査」から開発した、東京圏の中古マンションを対象とした価格指数の推計システムを利用したもの。データについては、東日本レインズの登録データを利用した。調査対象は東京圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)の301市区町村における中古マンションの取引価格とし、取引ごとの取引価格をヘドニック法(価格が属性と取引時点とによって決まるとするモデルを推定する手法)によって品質調整し、推計を行なう。
 これによると、2002年4月(95年の年間平均値=100)の東京圏の価格指数は、73.73(前月比1.14ポイント増)であった。県別には、東京都が78.18(同1.05ポイント増)であったのに対し、神奈川県で71.16(同1.18ポイント増)、千葉県で70.31(同2.76ポイント増)、埼玉県で71.15(同▲1.69ポイント)と、70~71の水準をみせ、二極化傾向が明らかになった。 
 なお、同調査は今後毎月発表される予定。


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