不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

【編集部取材】穴吹工務店、2002年3月期決算を発表

(株)穴吹工務店は5日、「2002年3月期決算(単体・連結)」を発表した。

 当期単体業績の売上高は1,235億8,000万円(対前期比▲8.2%)、営業利益は24億700万円(同▲64.7%)、経常利益は9,400万円(同▲97.9%)、当期純利益は▲3億7,900万円であった。
 当期連結業績(対象13社)の売上高は1,324億1,800万円(対前期比▲9.4%)、営業利益は29億5,900万円(同▲59.4%)、経常利益は5億4,900万円(▲89.1%)、当期
純利益は▲6,800万円であった。
 当期売り上げ全体の売上高が会社設立以来初の減収、最終損失が発生したのも同社第16期(1976年12月期)以来のこと。
 主事業のマンション事業については、今期発売戸数4,491戸(対前期比19.6%増)、契約戸数4,104戸(同10.3%増)、契約高1,042億3,000万円(同7.4%)といずれも増加したものの、マンション市場における販売単価の下落や上半期の契約不振、それに伴う下半期の販促費増大などにより、大幅な減収減益につながったとしている。また、年度末に契約が集中したため、事務手続き等の関係により4月1日以降の引渡しとなった住戸が861戸にのぼったことも要因として挙げている。
 次期見通しについては、消費の差別化、組織的な販売体制の確立、コスト削減を図ることで、単体で売上高1,630億8,300万円(対前期比31.9%増)、営業利益52億1,200万円
(同116.5%増)、経常利益20億1,700万円、当期純利益4億1,500万円を見込む。
 また会見では、経営責任をとるために、穴吹英隆代表取締役の穴吹英隆氏は次期1年間の役員報酬を返上、他役員も役員報酬カットを行なうと、併せて明らかにした。 


最新刊のお知らせ

2025年6月号

本業に意外な効果!?不動産事業者のサイドビジネス ご購読はこちら