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国土交通省、「国づくり百年デザイン・タスクフォース」を発足

 国土交通省は5月31日、今後の経済社会情勢の大きな変化を見据え、「百年の大計」の視点にたった国づくりの将来像を策定することを目的に、国土交通大臣直属の「国づくり百年デザイン・タスクフォース」を発足させた。

 「タスクフォース」では、下記の4つの検討テーマごとにワーキンググループを設置して検討を進め、年内に中間報告、年度内に最終報告を公表する予定。
 なお、各ワーキンググループのメンバーは同省内で募集した。その結果、144件の応募があり、選考のにより主査4名と計36名がメンバーに選出された。具体的な検討テーマの内容は以下のとおり。

(1)経済社会の枠組み転換(パラダイム・シフト)の展望
今後100年の間に、地球社会や日本人の価値観・あり方、文化、国土資源、ビジネスモデル、ライフスタイルなど、各変化について検討する。
(主査:国土計画局計画官 田口博之氏)
 
(2)世界を惹きつける日本-新世紀のグローバルセンターをめざして-
国際競争を生き抜くための戦略、国際社会における日本の役割、世界を惹きつける都市の魅力、個性を活かした国際交流のあるべき姿について探る。
(主査:国土計画局計画官 川上征雄氏)
(3)多様なライフスタイルの実現-新世代アメニティの形成-
魅力有る地域の将来像、望ましい生活圏域のあり方、交流・連携による交流広域レベルに対応するための具体策を考える。
(主査:国土計画局東北企画官 小野稔氏)

(4)次世代と共有する資産の形成-持続可能な社会システムへの転換-
地球全体の持続性とわが国の活力を両立させるために、循環型・環境共生型国土づくりを進めるべきか考える。
(主査:国土計画局計画官 橋本武氏)


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