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物流ネットワークのプロロジス、国内不動産を対象に10億ドルのファンド設立

 世界最大規模の物流施設ネットワークと物流サービスを提供するプロロジス(本社:米国コロラド州)は20日、日本において不動産投資ファンドを設立するため、シンガポール政府投資公社の不動産投資事業部門であるGICリアルエステートと共同で、合弁会社を設立したと発表。これにより、プロロジス社はわが国において本格的な不動産ファンドに参入する。

 GICリアルエステートの出資分3億ドル(約370億円、80%)とプロロジス出資分を合わせると、ファンドの総資金力は10億ドル(約1,240億円)にのぼる予定。
 同ファンドでは東京・大阪・名古屋を中心とする日本各地の物流市場に、貴残および新規開発した物流施設を所有する計画。
 開発案件の第一弾は、東京都江東区新木場に建設中の施設(総面積18,200平方メートル、国際宅配便大手のDHL社専用物流センター)を同ファンドに組み込む予定。同施設の完成予定は今秋。


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