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長谷工アーベスト、首都圏のマンション需要者アンケート結果発表

 (株)長谷工アーベストは28日、モデルルーム来訪者などを対象に、住宅の耐久性に関するアンケートを実施、その結果を発表した。

 同調査は、2002年4月20日から28日の期間に、インターネットのメールを利用して行なわれたもので、対象は2000年1月から2002年4月までのモデルルーム来訪者3,148名(返信323名)と調査会社のアンケートモニター登録者33,964名(返信2,571名のうち住宅購入検討者1,163名を抽出)で、計1,486名の回答をまとめている。

 それによると、マンション購入に際し、建物の耐久性を重視するという回答は、「非常に重視する」「まあ重視する」を合わせると89%に達した。また、マンションを終の住処と考えている購入検討者が、過半数を超えるという結果も出ており、年代別にみても20歳代から40歳代までが約50%、50歳代、60歳代においては約60%が永住志向であることがわかった。一方で、マンションを終の住処と考えていないという回答は20%台に留まった。これらより同社では、今後耐久性の高い、永住志向に応えうる高品質なマンションを供給することが、ニーズに応えることになると捉えている。
 また、市況については、顕在化してきた団塊世代や団塊ジュニア世代などの潜在需要層により、マンション需要は依然として根強いものがあり、マンション販売の先行きを懸念する声もあるものの、1月から5月までの販売累計は35,938戸、平均初月販売率は76.2%と高水準を継続している。今後についても、ローン金利の低水準や住宅ローン控除の継続など購入しやすい環境にあり、年初の予測通り4年連続で8万戸超の供給が見込まれると同社では予測している。


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