三井不動産(株)は10日、「2010年満期円貨建転換社債型新株予約権付社債」の発行および発行条件等について決定したと発表。
同新株予約権付社債は社債からの分離譲渡はできず、新株予約権が行使されると代用払込により消滅し、繰上償還された際には新株予約権は消却されるなど、社債と予約権が相互に密接に関連する。
このため、同社では利率や発行価額等の条件により同社が得ることのできる経済的価値観を考慮し、新株予約権行使の際の払込み金額を同社債発行額と同額(1株あたり1,425円)にするとともに、新株予約権の発行価額を無償とする。
発行総額は700億円(35,000個)で、募集価格は204万円(社債額面金額の 102%)。発行日は7月29日で、2010年7月10日(償還期限)に社債額面金額の100%で償還する。
なお、同新株予約権付社債は、ロンドン証券取引所に上場される。
※円貨建転換社債…一定条件に基づき、将来株式に転換できる社債。社債と株式の中間的形態で、利払や償還は円貨(日本円)で行なわれる。