三菱地所(株)は18日、8月1日付けで「ビルマネジメント事業推進室」(室長:伊藤一孝氏)を設置すると発表した。
同社では、2002年度を初年度とする中期経営計画においてアセットビジネス、ノンアセットビジネスの融合を経営戦略の骨子に据えており、同事業推進室もその一環としてフィービジネス拡大を目的に新設するもの。
ビルマネジメント事業推進室は、プロパティマネジメント受注営業、外部からのコンサル受注、同社グループフィービジネス受託営業支援といった業務を担当。これにより、これまでグループ内の各プロパティマネジメント会社で個別に行なってきた業務の窓口を一元化し、グループ全体の窓口として各業務の受注増、受託営業支援を図る。
なお、同社では、同事業推進室の設置により、不動産総合ディベロッパーとしてのノウハウを最大限に集積、活用していく方針で、5年後には同社グループ全体で、現状比プロパティマネジメント受託面積27万平方メートル増、管理受託収入45億円増を見込んでいる。