ナショナル住宅産業(株)は、セコム(株)と提携による業界初の「アパート用セコムセキュリティシステム」を採用した賃貸集合住宅「ソレジオ・セキュリオ」を、7月20日より発売した。
「ソレジオ・セキュリオ」では、昨年発売した戸建て用セキュリティシステムをさらに進化させた「アパート用セコムセキュリティシステム」を標準仕様で採用。同システムは、1台の「メインコントローラー」が各住戸の「ルームコントローラー」を一元制御し、異常発生時には電話線経由でセコムのコントロールセンターに異常信号が送信される仕組み。各コントローラー間は、ワイヤレス方式で信号電送を行なうため配線工事を省力化し、機器制御体系の合理化を図ったことで、イニシャルコストやランニングコストの低減化を実現した。機能的にも、窓や玄関ドアに設置し不審者の侵入を監視する「マグネットセンサー」、建物外部に設置し点滅により異常発生を知らせる「フラッシュライト」が標準装備されるほか、オプションで火災通報用の「熱センサー」を全住戸に設置すると、セコム損害保険(株)の火災保険料の割引適用を受けることも可能。また、「ディンプルキー」や「二重ロック付サッシ」「シャッター雨戸」等の設備も標準採用し、建物全体のトータルな防犯設計を施している。
「ソレジオ・セキュリオ」は、同社の賃貸集合住宅の全タイプに設定。入居者層や敷地、それぞれの経営計画に対応可能。プランは、基本的にフリープラン(モデルプラン96プラン)で、販売価格は3.3平方メートルあたり45万円台から(首都圏地区標準本体価格)。販売地域は沖縄を除く全国で、同社では初年度1,000棟の販売をめざす。