岩谷産業（株）（東京都港区、代表取締役社長：牧野明次氏）は26日、同日開催の取締役会において、同社子会社の岩谷住宅産業（株）（大阪市西区、代表：本山和男氏）ほか4社を清算し、戸建て住宅事業から撤退することを決議したと発表。
同社は、1966年に戸建て事業に参入、1984年3月に岩谷住宅産業（株）を設立し、事業展開を続けていたが、住宅市場の低迷などにより厳しい経営状況となっていた。このため、住宅市場の見通し等を検討した結果、岩谷住宅産業（株）、アイホームコンポーネント（株）（大阪市西区、代表：小山忠男氏）、西部イワタニハウスサービス（株）（兵庫県尼崎市、代表：喜畑一氏、奥井博幸氏）、イワタニハウスエンジニアリング（株）（東京都中央区、代表：大木邦夫氏）、（株）拓建築工房（東京都新宿区、代表：加藤正行氏）の合計5社の子会社を清算し、戸建て住宅事業から撤退することとした。
なお、アフターサービスおよびメンテナンス体制等については、同社系列会社に業務を引き継ぐとしており、建築中の物件は完成まで工事を継続、未着工物件については顧客の要望に応じるとしている。