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三井不動産、「中之島三井ビルディング」竣工

 三井不動産(株)は2日、1999年3月に都市計画決定を受けた「中之島三丁目中央地区再開発地区計画」の整備方針に則り、大阪市北区において建て替え工事を行なってきた同社関西地区の基幹ビル「中之島三井ビルディング」が竣工を迎え、同日竣工式を開催したと発表した。

 地上31階建ての同ビルは、21世紀の関西におけるビジネスの中枢、国際化時代における情報発信の拠点となり、かつ関西経済の活性化を促し、都市再生に資することをめざす超高層オフィスビル。
 デザインについては、柱型やその間の小柱などといった旧建物における外観デザインを継承しつつ、ガラスのカーテンウォールやステンレスなどの採用により、開放性と先進性を表現した。
 また、外気冷房システムの導入や、氷蓄熱システムによる夜間電力利用など、「地球環境に配慮した省エネルギーオフィス」をめざすとともに、テナント企業の業務の高度化・多様化に対応するためにバックアップインフラの整備に注力した「重要コンセント回線の無停電化システム」や「複数の通信メガキャリア設備の引き込み」など画期的なシステムも導入。館内には、テイクアウトおよびカフェ等の機能を盛り込んだ複合型フードコートを用意し、終日にわたってワーカーをサポートするなど、働く人の満足を最優先に考えた「ワーカーズファースト(=働く人に一番の場所であること)」を実現させたものとなっている。
 なお、テナントについては、旧建物に入居していた東レ(株)をはじめとする企業が入居の予定。


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