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三井ホーム、2001年度の環境活動報告書を発行

 三井ホーム(株)は5日、2001年度のグループ全体での環境活動の内容をまとめた「三井ホーム 環境への取り組み」を発行した。

 同報告書は、2001年4月から2002年3月の1年間に、同社各支店・営業所およびFC会社で取り組んだ環境活動についてまとめている。
 それによると、生産活動においては、新築系廃棄物処理処分量の削減をめざし、石膏ボードのプレカットを60%の拠点で導入したほか、リサイクル材回収ルールの策定、廃石膏ボードのリサイクルルートを主要都市部で導入。また、室内空気環境影響物質の削減においては、標準部資材、現場調達材などのVOC測定、ホルムアルデヒド現場測定を実施したほか、主要部資材MSDS収集およびデータベースの整備、24時間換気方式を標準仕様に設定するなどの取り組みを行なった。その他にも、ソーラーシステムの採用推進などの省エネ効率向上のための開発や支援、オフィスでのコピー用紙削減などにも取り組み、その成果をまとめている。
 なお、併せて2002年度の目標を設定。その主な内容は、新築系廃棄物処理処分量の削減においては、石膏ボードのプレカットを拠点の70%で採用、構造材、副資材のリサイクル材回収を全国主要都市部で実施、廃石膏ボードのリサイクル率向上を推進していく。特定建設資材廃棄物の再資源化では、今年度、再資源化施設搬入率を70%とし、2010年度には重量比で95%を達成する予定。また、省エネ効率向上のためには、ソーラーシステムのさらなる採用推進を図るとともに、新換気システムを開発し、1990年比で2005年に7.5%、2010年には15%以上の向上を達成したい考え。同社では、環境目標達成に向け、今度もグループ全体での環境活動をさらに推進していく方針。

※MSDS(Material Safety Data Sheet):化学物質の性状および取り扱いに関する情報


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