リベレステ（株）は5日、同社全額出資による海外子会社を設立し、カナダ・アルパータ州において分譲住宅事業を展開すると発表した。
以前よりカナダから住宅資材を輸入している同社では、独自のリサーチによりカナダ住宅市場が確実に拡大していると分析。かねてより住宅・不動産関連事業で海外進出を検討していたことから、今回の海外子会社設立を決定した。
新会社名は、「R＆C Development Corporation（アール アンド シー ディベロプメント コーポレーション）」。同社のカナダ輸入先であるクラシックキッチン＆キャピネット社を事業パートナーに迎え、カナダ・アルパータ州に特化した分譲住宅販売を中心に、同社が輸入している住宅資材調達に関する業務も行なっていく。なお、代表取締役には、同社代表取締役長女の河合由美氏が就任し、登記資本金は60万カナダドル（4,567万円）。現在、現地認可に向けて手続きを行なっている。
同社では、1年後の2004度売上高1億5,000万円を見込んでおり、単年度の黒字化をめざす。また、初年度の投資金額は、出資金を含めて8,000万円とし、新子会社の設立に伴う連結業績予想の修正はしない方針。なお、同事業への今後の投資総額については、3億円を限度に想定している。