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東京都、6月期および第2四半期の「新設住宅着工統計」発表

 東京都住宅局は7日、平成14年6月期および第2四半期の「新設住宅着工統計」を発表した。

 それによると、6月の東京都内における新設住宅の着工戸数は、貸家の増加が続くものの持家および分譲住宅が減少に転じたため、対前年同月比▲2.8%の14,001戸で2ヵ月ぶりの減少となった。
 利用関係別では、先月16ヵ月ぶりに増加となった「持家」は1,836戸(対前年同月比▲6.0%)で再び減少に転じた。このうち公的資金分は88戸(同▲69.1%)で、平成12年3月以来の連続減少となっている。一方で、民間資金分は1,639戸(同3.4%増)と3ヵ月連続の増加を示している。
 「貸家」は6,085戸(同7.8%増)で、このうち公的資金分は1,236戸(同▲30.3%)で2ヵ月ぶりの減少、民間資金分は4,718戸(同32.1%増)で8ヵ月連続の増加となった。
 「分譲住宅」は5,943戸(同▲11.5%)と2ヵ月ぶりに減少となったが、このうち公的資金分は777戸(同▲55.6%)と3ヵ月連続の減少となったものの、民間資金分は5,092戸(同5.6%増)で2ヵ月連続の増加を示した。なお、このうちマンションは4,332戸(同▲12.4%)、一戸建住宅は1,581戸(同▲8.7%)となり、どちらも2ヵ月ぶりに減少となった。
 また、地域別では都心3区(中央区、千代田区・港区)で1,393戸(同▲13.4%)と6ヵ月ぶりに減少を示したほか、区部でも9,782戸(同▲5.1%)と減少。一方で、市部では4,181戸(同3.6%増)と2ヵ月連続の増加となった。

 平成14年第2四半期の東京都内における新設住宅の着工戸数は、持家および分譲住宅の減少の一方で貸家が増加し、対前年同期比3.7%増の42,331戸で2期連続の増加となった。
 利用関係別では、「持家」は5,677戸(対前年同期比▲1.4%)で9期連続の減少。このうち公的資金分は330戸(同▲56.2%)、民間資金分は5,023戸(同5.3%増)となった。
 「貸家」は18,676戸(同19.5%増)で4期連続の増加を示した。このうち公的資金分は4,664戸(同9.0%増)、民間資金分は13,625戸(同26.3%増)。
 「分譲住宅」は17,603戸(同▲8.4%)。このうち公的資金分は2,470戸(同▲41.4%)、民間資金分は13,625戸(同26.3%増)。なお、このうちマンションは12,543戸(同▲10.0%)、一戸建住宅は4,980戸(同▲4.2%)で4期連続の減少となった。


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