(株)不動産経済研究所は28日、全国の超高層マンション(20階建て以上)についての建設実績および計画について調査し、その結果を明らかにした。
それによると、2002年以降に完成予定の超高層マンションは全国各都市で392棟106,333戸。首都圏では280棟85,435戸、近畿圏では63棟12,156棟、その他地域では49棟8,742戸となっている。
完成予定年次でみてみると、2002年は52棟11,148戸、03年は98棟21,567戸、04年は87棟20,727戸、05年は55棟18,123戸、06年は37棟13,270戸、07年は32棟8,697戸、08年以降は31棟12,801戸となっている。
なお、首都圏のうち東京23区は181棟60,000戸で、首都圏におけるシェア率は70.2%である。
また、これまでの最高層は「ライオンズスクエアエルザタワー」(1998年7月竣工、埼玉県川口市、総戸数650戸、(株)大京)の55階であったが、汐留H地区で建設中の56階建ての物件(2004年2月竣工予定)、さいたま市・武蔵浦和駅前で計画中の61階建の物件、東京都中央区勝どきで計画中の60階建ての物件など、首都圏では50階建て以上プロジェクト10物件16棟の計画が現在進められている。
これについて、同社では「今後も新たな大規模超高層プロジェクトが浮上しそう。また、中心市街地の活性化策として、地方中心都市でもシンボルタワー的存在の超高層マンションの建設計画が増加する見込み」としている。