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住団連、「2001年度戸建て注文住宅の顧客実態調査結果」を発表

 (社)住宅生産団体連合会は11日、「2001年度戸建て注文住宅の顧客実態調査」の結果をとりまとめ公表した。

 同調査は、戸建て注文住宅の顧客ニーズの変化を把握し、今後の社会にふさわしい住宅の供給をめざすことを目的に実施しているもので、今回は2000年度に続き2回目となる。調査対象エリアは、3大都市圏と地方都市圏(札幌市、仙台市、広島市、福岡市)で、3,131件の有効回答を得ている。
 これによると戸建て注文住宅の平均顧客像は、年齢45.3歳(昨年度45.0歳)、家族数3.92人(同3.84人)、世帯年収901万円(同896万円)、住宅延べ床面積147平方メートル(同144平方メートル)、建築費3,031万円(同2,915万円)など、ほぼ前年と同様の結果となった。なお、今年度の2世帯同居率が19.7%、建て替え率は40.8%であった。建て替えにおける「従前住宅の築年数」は、今年度30年を超える30.4年となり、昨年度の29.6年に比べても伸びる傾向が見られる。また、資金の内訳の中では、「贈与あり」の割合が昨年度の15.2%から大きく増加し21.1%に、金額でも昨年度の498万円に対し今年度は576万円となった。属性別の贈与額をみると、世帯主が若いほど贈与を受ける割合と贈与金額が高くなっている。住宅ローンの借入先については、住宅金融公庫が54.1%と昨年度の70.7%に比べ大幅にダウンした一方で、民間金融機関が大幅に増加し51.8%となり、ほぼ同率となった。
 なお、「2001年度戸建て注文住宅の顧客実態調査結果」は、1冊2,000円で頒布している。問い合わせ先は以下の通り。

■問い合わせ 広報部 嶋津 TEL:03-3592-6441


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