住友林業(株)は、30日開催の同社取締役会において、連結子会社である住友林業システム住宅工業(株)(群馬県館林市、代表者・泉谷洋光氏)とスミリンシステム(株)(群馬県館林市、代表者・泉谷洋光氏)の2社を、2003年1月1日付けで合併することを決議した。
住友林業システム住宅工業は、木造ユニット住宅の製造を手がける会社で資本金は4億円。一方、スミリンシステムは、木造ユニット住宅の販売・施工を手がけており資本金は1億円。どちらも1996年に設立された。
住友林業では、販売・施工会社と製造会社に分かれている2社を統合することにより、経営の効率化と一貫した顧客サービス体制を構築、顧客ニーズに即した商品開発を強化していく方針。合併方式は、スミリンシステムを存続会社とする吸収合併方式をとり、住友林業システム住宅工業は解散する。なお、合併後の新会社の本社所在地は群馬県館林市とすでに決定しているが、新商号、新社長については現在のところ未定。
合併新会社への住友林業の出資比率は100%とする予定で、増減資により同社本体に62億円の株式評価損失が発生するが、引当金の充当により実質的な損失は11億円となる。また、合併による連結業績への影響はないものとしている。