東京都住宅局は4日、平成14年8月期の「新設住宅着工統計」を発表した。
それによると、8月の東京都内における新設住宅の着工戸数は、貸家が大幅に減少し、前年同月比▲1.9%の17,835戸で2ヵ月ぶりに減少となった。
利用関係別では、「持家」は1,930戸(対前年同月比2.1%増)で2ヵ月連続の増加。このうち公的資金分は81戸(同▲63.7%)で、2ヵ月ぶりに減少。一方、民間資金分は1,737戸(同9.3%増)で5ヵ月連続の増加となった。
「貸家」は6,269戸(同▲21.9%)で、このうち公的資金分は387戸(同▲86.4%)で2ヵ月ぶりに減少、民間資金分は5,579戸(同11.6%増)で4ヵ月連続の増加となった。
「分譲住宅」は7,945戸(同22.5%増)で3ヵ月ぶりの増加となった。このうち公的資金分は3,005戸(同27.3%増)で5ヵ月ぶりに増加し、民間資金分についても6,522戸(同11.9%増)で4ヵ月連続の増加となった。なお、マンションは7,945戸(同22.5%増)で3ヵ月ぶりの増加。一戸建住宅は1,593戸(同▲5.5%)で2ヵ月ぶりの減少となった。
また、地域別では都心3区(中央区、千代田区、港区)で1,845戸(同50.2%増)、区部で12,967戸(同▲3.0%)、市部で4,823戸(同2.2%増)となった。