不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

住友林業、幅広い年代を対象とした和風戸建て住宅を発売

「和楽」外観2点。現代和風(上)と古民家風(下)

 住友林業(株)は、和風戸建て住宅ながら幅広い年齢層を対象に開発した注文自由設計の新商品「ごだい 和楽」の販売を8日より開始する。

 同商品は、「和の住まい」を基盤に置きながら、年代別の嗜好の違い、現代の暮らしのニーズへの新しい提案を盛り込んだもの。外観は、重厚かつ安定感のある「伝統和風」、洗練されたイメージと狭小敷地にも総2階建てで対応する「現代和風」、昨今話題を集めている古民家調の「古民家風」の3種類を用意。設計提案も、伝統の和空間だけではなく、広縁風インナーテラスや掘り炬燵、また、愛着のある欄間や飾り梁を生かすなど、自由設計ならではの工夫で顧客の希望に細かく対応する。
 仕様は2種類。「彩」は、米松調の外装部材や、和室とリビングを続き間とすることを想定して新色(スタイリッシュパイン色)で統一した内装、漆調の玄関収納カウンターなどで「和」の美しさを表現。一方、大型食器棚やクローゼット内ボックス収納を標準採用するなど機能面も充実させている。「雅」は、「彩」の仕様をベースに、自然素材をへのこだわりを高めた高級和風仕様が特徴。
 設備面では、内装色に合わせた洗面化粧台や木調パネルのシステムバスを新採用。「雅」仕様のシステムキッチンには日本の伝統色彩10色を採用する予定。
 価格は、従来品に比べ随所で付加価値を高めながらも、工法、部材の開発により、3.3平方メートルあたり48万円から(「雅」仕様は52万円台より)と従来商品とほぼ同一価格としている。販売エリアは北海道、沖縄を除く全国で、同社では年間1,500棟の成約をめざす。


最新刊のお知らせ

2025年5月号

「事故物件」、流通の課題は? ご購読はこちら