不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

国土交通省、建築着工統計調査報告(平成14年9月分)を発表

 国土交通省は31日、平成14年9月分の全建築物の着工床面積と新設住宅着工戸数を発表した。

 これによると、建築物の着工床面積は1,463万平方メートル(対前年同月比▲6.7%)で4ヵ月連続の減少となった。
 建築主別では、公共の建築主は117万平方メートル(同4.1%増)で、3ヵ月ぶりの増加。民間の建築主は1,346万平方メートル(同▲7.5%)と、4ヵ月連続で減少となった。民間建築主のうち居住用は883万平方メートル(同▲9.3%)、非居住用は463万平方メートル(同▲4.1%)で、いずれも4ヵ月連続の減少となった。
 用途別では、鉱工業用は102万平方メートル(同▲10.1%)で18ヵ月連続の減少、商業用は142万平方メートル(同4.7%増)で3ヵ月ぶりの増加、サービス業用は107万平方メートル(同▲1.5%)で3ヵ月連続の減少となった。
 使途別では、事務所は50万平方メートル(同▲8.4%)で3ヵ月連続の減少、店舗は102万平方メートル(同43.5%増)で12ヵ月連続の増加、工場は69万平方メートル(同▲16.3%)で18ヵ月連続の減少、倉庫は46万平方メートル(同▲13.3%)で4ヵ月連続の減少であった。

 新設住宅着工戸数は97,238戸(対前年同月比▲5.1%)で、3ヵ月連続の減少となった。
 利用関係別戸数でみると、持家は30,272戸(同▲6.1%)で4ヵ月連続の減少。住宅金融公庫融資による持家は3,609戸(同▲62.3%)で32ヵ月連続の減少であったが、民間資金による持家は24,440戸(同18.3%増)で35ヵ月連続の増加となった。
 貸家は40,973戸(同4.8%増)で先月の減少から再び増加。公的資金による貸家は6,760戸(同5.1%増)で4ヵ月ぶりの増加、民間資金による貸家は34,213戸(同4.8%増)で20ヵ月連続の増加となっている。
 分譲住宅は25,249戸(同▲15.7%)で3ヵ月連続の減少。そのうちマンションは15,552戸(同▲23.1%)で3ヵ月連続の減少、一戸建住宅は9,507戸(同▲0.4%)で13ヵ月連続の減少となった。
 また、地域別総戸数は、いずれの地域においても減少であった。

 なお、この統計調査報告の概要は、国土交通省ホームページにて閲覧可能。


最新刊のお知らせ

2025年5月号

「事故物件」、流通の課題は? ご購読はこちら