オリックス不動産投資法人(OJR)は1日、「2002年8月期決算」を発表した。
当期(資産運用期間2001年9月10日~2002年8月31日)運用状況の営業収益は67億1,800万円、営業利益は35億2,400万円、経常利益は27億7,400万円、当期利益は27億7,200万円であった。一口あたりの分配金は22,472円、分配金総額は27億7,200万円、配当性向は99.9%。
同投資法人が保有する資産は、2002年8月31日現在で運用不動産39物件、取得価格の総額は996億1,500万円。主たる投資対象の事務所物件については、それぞれのテナント対応を通じて収益の維持を図るとともに、管理コストの低減によって内部成長をめざしている。特に管理コストの低減を図るため31物件においてPM会社の見直しを行ない、これにより契約ベースで約14%のコストダウンを実現した。
次期見通しについては、現在保有する39物件に加え、今年9月30日に取得した「サニービル」(東京都新宿区、取得価額53億円)を含む40物件を保有物件とし、営業利益47億9,200万円、経常利益17億万3,000万円、当期純利益17億3,000万円、1口あたりの分配金14,024円を見込む。