古久根建設(株)(東京都千代田区、社長:小杉亨氏)は15日、同日開催の取締役会において民事再生手続開始の申立てを行なうことを決議し、同日東京地方裁判所に申立てを行なったことを明らかにした。
同社は、官庁工事や民間建築工事を中心に総合建設業を展開してきたが、バブル期に子会社とともに行なった不動産投資の資金回収が進まず、過大な有利子負債を負うに至った。また、資産価値下落により保有不動産に過大な含み損を抱えることとなった。昨今の本業における収益力の低下、株価低迷による信用不安の影響もあり、同社は自主再建を断念するに至ったとしている。
なお、2002年9月末日時点での負債総額は429億7,400万円。