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東京カンテイ、10月の中古マンション価格推移を発表

 (株)東京カンテイは20日、2002年10月度の「三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平方メートル価格推移」を発表した。

 同調査は、同社に登録された中古マンションの売り希望価格を行政区単位ごとに算出し、その平均坪単価を一般的なファミリータイプの価格に即するよう70平方メートル換算したもの。
 これによると、首都圏10月の中古マンション価格は2,481万円、前年同月比4.7%、前月比▲1.5%となった。なお、前年同月比については、3ヵ月連続で5%に迫る上昇を見せている。都市別にみると、東京23区は3,387万円となり、前年同月比5.1%上昇、前月比0.6%上昇。昨年11月以降、1年間にわたり上昇が続いており、価格の上昇傾向に安定感が伺える。また、千葉市でも前年同月比で5.3%の大幅な上昇を示した。一方、横浜市は2前年同月比▲1.9%と下落幅が拡大、前月と比較すると0.5%下落した。また、さいたま市では、依然として大幅な下落傾向が顕著で、前月よりも4.6%上昇したものの、前年同月比では▲3.9%となった。
 近畿圏9月の中古マンション価格は1,740万円となり、前月よりも1.3%上昇。しかし、前年同月比は▲3.5%と依然として下落傾向が続いている。都市別にみると、大阪市では前年同月比▲3.7%と下落幅は縮小したが、前月比は▲1.7%と再び下落に転じている。神戸市でも、前月比▲0.3%と再び下落を示し、さらに前年同月比では▲7.4%と下落幅がいっそう拡大している。
 中部圏9月の中古マンション価格は1,356万円、前月よりも2.3%減少し、前年同月比でみると▲6.0%と依然として下落傾向を示している。名古屋市についても、前年同月比4.9%、前月比▲3.5%と下落傾向が続いている。


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