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スターツ、「2003年3月期中間決算」発表

 スターツ(株)は25日、「2003年3月期中間決算短信(単体・連結)」を発表した。

 当期単体業績の売上高は142億6,500万円(前年同期比17.5%増)、営業利益は7億3,800万円(同11.2%増)、経常利益は3億7,200万円(同31.8%増)、当期純利益は1億7,800万円(同42.5%増)となった。
 当期連結業績(対象6社)の売上高は242億400万円(前年同期比16.9%増)、営業利益は17億800万円(同10.5%増)、経常利益は13億円(同22.7%増)、当期純利益は3億9,700万円(同4.0%増)となった。

 当期業績について同社は、分譲部門はマンション戸建てともに東京都江戸川区および千葉県エリアに特化し、顧客ニーズを意識した商品開発に注力した結果、対前年同期比152.6%増を計上するに至ったとしている。
 仲介・賃貸管理事業では、フランチャイズ店舗も含め計20店舗を新規出店。また、管理戸数は、アパート・マンションで対前期末よりも2,430戸増加したことをはじめ、その他駐車場や企業借り上げ代行等でも受託数が増加。これら管理物件の入居斡旋手数料や、付随するメンテナンス工事の売上げ、賃貸事業収入といった安定的収益基盤の拡大・強化を図ったことで、対前年同期比14.8%増の売上高を計上している。
 また、建設事業は減収減益となったものの、女性モニターの意見をもとに企画した賃貸住宅や、短期滞在型のサービスアパートメント、介護施設併用賃貸住宅など、多彩な入居者ニーズ、社会ニーズに対応した商品開発・提案を積極的に展開。注文戸建て部門においても、自由設計注文住宅の営業を積極的に推進した。
 今後は、営業エリアの拡大および賃貸管理受託営業を推進しフィービジネスの基盤を強化。また、不動産投信事業などの資産運用コンサルティングサービスの充実を図るなど安定収益基盤を拡充する。一方で、メディアの活用、流通・物販事業などグループの総合力を生かし、財務体質を強化する方針。
 なお、連結業績については、売上高700億円、経常利益45億円、当期純利益13億5,000万円を見込んでいる。


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