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アットホーム、10月の売物件市場動向(首都圏)を発表

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は27日、同社のネットワークにおける首都圏の2002年10月分「売物件」について、物件登録数、登録価格、成約数、成約価格を明らかにした。

 これによると物件登録数は、中古マンションは2,318件(前年同月比▲0.1%)で23ヵ月連続のマイナス、居住用土地は3,900件(同▲12.8%)で3ヵ月連続のマイナス、新築戸建ては6,642件(同▲1.0%)で6ヵ月連続のマイナス、中古戸建ては1,868件(同▲17.8%)で16ヵ月連続のマイナスであった。
 首都圏平均の登録価格は、中古マンションは1平方メートルあたり32.92万円(前年同月比▲2.3%)と再びマイナスに転じ、また1戸あたりでも2,052万円(同▲1.4%)と3ヵ月ぶりにマイナスとなった。居住用土地は1平方メートルあたり18.27万円(同▲13.9%)、新築戸建ては1戸あたり3,799万円(同▲7.0%)で、6ヵ月連続で過去最低を記録。中古戸建て住宅についても3,330万円(同▲3.8%)となり、再びマイナスに転じた。
 首都圏平均の物件成約数は、中古マンションは770件(前年同月比0.3%増)で再びプラスとなった。特に、1,000万円未満の物件の成約数は、都心の投資向け物件および郊外のファミリー向け物件需要を背景に好調な推移を見せ、5ヵ月連続で前年同期比プラス、成約全体に占める割合においても24.6%と過去最高を記録した。また、新築戸建てについても1,678件で過去最高、前年同月比14.9%増で27ヵ月連続のプラス。一方、中古戸建ては588件(同▲14.5%)と2ヵ月連続のマイナスであった。
 首都圏平均の成約価格は、中古マンションは1平方メートルあたり32.22万円(前年同月比8.2%上昇)、1戸あたりでは1,841万円(同4.8%上昇)で、いずれも4ヵ月連続のプラス。新築戸建ては1戸あたり3,774万円(同▲5.0%)で22ヵ月連続のマイナスとなったものの、中古戸建ては1戸あたり2,803万円(同4.0%増)で再びプラスとなった。


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