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タカラレーベン、「2003年3月期中間決算」発表

 (株)タカラレーベンは27日、「2003年3月期中間決算短信(単体・連結)」を発表した。

 当期単体業績の売上高は127億7,700万円(前年同期比▲40.4%)、営業利益は8億5,800万円(同▲72.0%)、経常利益は4億9,800万円(同▲82.8%)、当期純利益は1億9,500万円(同▲85.8%)となった。
 当期連結業績(対象2社)の売上高は130億6,600万円、営業利益は8億8,300万円、経常利益は5億1,600万円、当期純利益は2億700万円となった。
 当期業績について同社では、政策減税の期限にともなう日程的影響という特殊要因から、前半に引き渡しを集中させた前期と対照的に、当期は後半に引き渡しが偏るという影響がみられ、当期引き渡しが前年同期に比べて大幅に減少する結果となったとしている。また、2件の案件が工程上から下期計上となったことも原因にあげている。一方、完成在庫については35戸で、前年同期の39戸、前期末の46戸からさらに改善を示しており、さらに契約済在庫が前年同期比で+201戸(40%増)と大幅に増加していることから下期以降への貢献が期待できると見ている。
 なお、通期見通しについては、当期計上の内、主要事業である分譲マンションにおいて8割強が契約済みであり、実績からも達成可能と読める段階にあるとしており、売上高376億2,000万円、経常利益30億6,000万円、当期純利益13億8,000万円を見込むとしている。また、2004年3月期見通しについて、現在19棟1,350戸の引渡しを予定しており、この内9割以上を仕入済みにて、契約戸数を積み上げていくとしている。

 中間決算説明の後、中期経営計画として今後展開される取り組みについても発表。2005年3月期までに契約戸数1,500戸をめざすマンション事業戦略や、組織改革、人事評価システム、リスク管理委員会の設置等による組織環境の整備、グループ会社である(株)レーベンコミュニティ、(株)タフコの強化、また新規ビジネスモデルへの取り組みや、3M委員会(顧客・株主・社員満足委員会)による各々の満足度の追求等、5つの指針が発表された。


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