国土交通省は27日、「低・未利用地活用促進モデル調査」を実施することを決定、対象となるモデル調査地区を選定したと発表した。
同調査は、調査地区ごとに検討・推進体制の整備、現況把握等基礎的調査、土地利用構想案の策定などを支援することにより、低・未利用地の有効活用を促進すべく実施されるもの。調査を通じて得られたノウハウは、有効活用のためのマニュアル(モデル事例)としてとりまとめ、公表される。
今回の調査地区選定に際しては、9月20日から10月18日に調査地区募集を実施。応募が寄せられた全国53地区の中から、応募要領の調査趣旨や総合アドバイザー会議における指摘等をふまえて審査を行ない、4タイプ・11地区を選定した。
なお今後は、11月中にも各地区における調査を開始し、2003年3月に調査とりまとめを行なう方針。
選定された11地区は以下のとおり。
●タイプ1:中心市街地活性化型
(1)宮城県仙台市 (2)千葉県銚子市 (3)島根県松江市
(4)宮崎県延岡市
●タイプ2:密集市街地改善型
(1)愛知県名古屋市 (2)兵庫県神戸市
●タイプ3:産業機能転換型
(1)新潟県上越市 (2)兵庫県播磨町
●タイプ4:国公有地活用型
(1)東京都板橋区 (2)大阪府豊中市 (3)岡山県岡山市