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NBF、「第2新日鐵ビル」を取得

 日本ビルファンド投資法人(NBF)は11月28日、東京都心部におけるポートフォリオの充実を図るべく、「第2新日鐵ビル東館」、「第2新日鐵ビル西館」および「メゾンニューリバー」(東京都中央区新川二丁目)の土地・建物の所有権を取得したと発表。

 同物件は、JR京葉線・地下鉄日比谷線「八丁堀」駅から徒歩3分、金融や証券、情報通信等さまざまな業種のオフィスが集積している「新川・八丁堀・茅場町エリア」に立地する事務所および共同住宅(住宅戸数36戸)。いずれも1989年11月竣工で、「第2新日鐵ビル東館」および「メゾンニューリバー」は、地下2階付き15階建て、「第2新日鐵ビル西館」は、地下1階付き10階建て。テナントは(株)新日鉄都市開発一社で、これを転貸し、現在は東証1部上場の大手ソフトウェア関連企業が一括して使用、稼働率は100%となっている。
 取得先は、8月22日に破産宣告を受けている小川運輸(株)(東京都中央区、管財人:鈴木銀治郎氏)。東京地方裁判所の売却許可証を取得し、11月28日に売買契約を締結した。取得価格は126億5,000万円、引渡予定日は25日で、自己資金および借入金により取得する予定。
 なお、売り主である小川運輸と新日鉄都市開発との間で締結済の建物賃貸借契約については、2009年11月末までの長期契約となっており、同投資法人が承継、長期にわたり安定的収入が確保できる見込みとなっている。


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