国土交通省総合政策局は10日、2002年10月分の「建設工事受注動態統計調査報告」を発表した。
これによると建設工事受注高は4兆7,804億円で、対前年同月比▲3.6%となった。そのうち元請受注高は3兆2,067億円(前年同期比▲1.6%)で、下請受注高は1兆5,737億円(同▲7.5%)であった。
元請受注高のうち公共機関からの受注高は1兆5,382億円(同▲7.9%)、民間等からの受注高は1兆6,685億円(同4.9%増)であった。
また、公共機関からの受注工事額(1件500万円以上の工事)は、前年同月比▲11.4%の1兆3,996億円。うち国の機関からは3,539億円(同▲14.6%)、地方の機関からは1兆457億円(同▲10.2%)であった。
民間等からの受注工事のうち、土木工事および機械装置等の受注工事額(500万円以上の工事)は2,363億円(同0.8増)で、前年同月比で8ヵ月振りに増加。建築工事・建築設備工事(1件5億円以上の工事)の受注工事額は4,067億円(同36.4%増)と、大幅な増加となった。
なお、この統計調査報告の概要は、国土交通省ホームページ(http://www.mlit.go.jp/toukeijouhou/chojou/index.html)でも閲覧できる。