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住宅あんしん保証、新たに3種類の保証制度をスタート

 (株)住宅あんしん保証(東京都港区、社長:菅野康則氏)は18日、新たに「リフォーム保証制度」「住宅完成保証?型」、「住宅完成保証ノンバンク活用型」の3種類の保証を開発、2003年2月より提供を開始すると発表した。
 
 「リフォーム保証制度」は、品確法でカバーできていない住宅リフォーム分野において保証制度を開始し、業者の信頼性確保およびアフターメンテナンスを担保することで、リフォーム市場の発展を支援すべく開発されたもの。リフォーム事業者を事前登録し、総合工事保険の付帯義務化により、リフォーム工事完了引き渡し後5年間の保証を行なう。また、住宅設備機器メーカーが配備するメンテナンス体制との提携により、住宅設備機器の延長保証なども可能とする。
 「住宅完成保証?型」は、同社で既に展開している「住宅完成保証制度」に建築資金のチェック機能を付加したもの。同社では1999年6月より同制度を開始し、これまでに2,400の契約を達成しているが、同制度の要件となる財務審査に合格する事業者数は減少の傾向にある。そこで制度登録事業者を増やすため、第3者機関の保証会社(同社)が建築資金決済に条件設定を行ない、決済資金の時期や金額をチェックすることにより、業者にとってより利用しやすい制度とした。
 さらに、この完成保証制度に際し、ノンバンクとの提携により、請け負い代金請求権を担保に建築資金のノンバンク融資の仲介を行なうのが「住宅完成保証ノンバンク活用型」。これは、住宅金融公庫の融資縮小に伴う民間融資へのシフトが進んでいる中で、民間融資のウィークポイントの一つである建築決済資金の提供を補うもの。これにより、ユーザーがつなぎ融資を組まない建築工事請負契約が可能となるほか、売建方式の分譲住宅建設工事や大型増改築などについても、同制度の利用が想定される。なお、現在同社が提携しているノンバンクは、日立キャピタル(株)(東京都港区、取締役社長:村田嘉一氏)1社で、今後増やしていく予定。


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