不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は25日、同社のネットワークにおける首都圏の2002年11月分「売物件」について、物件登録数、登録価格、成約数、成約価格を明らかにした。
これによると物件登録数は、中古マンションが2,123件(前年同月比1.1%増)で24ヵ月ぶりにプラスに転じたものの、居住用土地は3,549件(同▲12.4%)で4ヵ月連続のマイナス、新築戸建ては5,796件(同▲10.0%)で7ヵ月連続のマイナス、中古戸建ては1,723件(同▲15.7%)で17ヵ月連続のマイナスとなった。
首都圏平均の登録価格は、中古マンションは1平方メートルあたり33.63万円(前年同月比2.0%増)、また1戸あたりでも2,079万円(同2.0%増)と再びプラス。しかしながら、居住用土地は1平方メートルあたり19.12万円(同▲3.9%)、新築戸建ては1戸あたり3,786万円(同▲8.2%)で、7ヵ月連続で過去最低を記録。中古戸建て住宅についても3,224万円(同▲8.8%)で過去最低となった。
首都圏平均の物件成約数は、中古マンションは784件(前年同月比5.4%増)と2ヵ月連続のプラスとなった。特に、1,000万円未満の物件の成約数は好調な推移を見せ、6ヵ月連続で前年同期比プラス、成約全体に占める割合においても23.1%と10ヵ月連続で2割超を記録した。また、新築戸建てについても1,517件で、前年同月比10.6%増と28ヵ月連続のプラス。一方、中古戸建ては585件で前年同月の変動はなかった。
首都圏平均の成約価格は、中古マンションは1平方メートルあたり30.80万円(前年同月比6.3%増)、1戸あたりでは1,795万円(同2.6%増)で、いずれも5ヵ月連続のプラス。新築戸建ては1戸あたり3,825万円(同▲2.4%)で23ヵ月連続のマイナスとなったものの、中古戸建ては1戸あたり2,764万円(同3.4%増)で2ヵ月連続のプラスとなった。