国土交通省総合政策局は10日、2002年11月分の「建設工事受注動態統計調査報告」を発表した。
これによると建設工事受注高は4兆1,292億円で、対前年同月比0.7%増となった。そのうち元請受注高は2兆7,602億円(前年同期比2.4%増)で、下請受注高は1兆3,690億円(同▲2.6%)であった。
元請受注高のうち公共機関からの受注高は1兆2,463億円(同1.6%増)、民間等からの受注高は1兆5,138億円(同3.0%増)であった。
また、公共機関からの受注工事額(1件500万円以上の工事)は、前年同月比1.0%増の1兆2,112億円。うち国の機関からは3,060億円(同4.8%増)、地方の機関からは9,052億円(同▲0.2%)であった。
民間等からの受注工事のうち、土木工事および機械装置等の受注工事額(500万円以上の工事)は1,861億円(同▲7.8%)。建築工事・建築設備工事(1件5億円以上の工事)の受注工事額は4,113億円(同▲8.5%)と、いずれも減少となった。
なお、この統計調査報告の概要は、国土交通省ホームページ(http://www.mlit.go.jp/toukeijouhou/chojou/index.html)でも閲覧可能。