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住友林業、システム住宅事業の子会社2社を統合

「TRIPHONY(トリフォニー)」外観

 住友林業(株)は2002年12月26日、連結子会社である住友林業システム住宅工業(株)とスミリンシステム住宅(株)を2003年1月1日付けで合併、新会社を「住友林業システム住宅(株)」(群馬県館林市、社長:岩佐正一氏)とすることを発表した。

 同社のシステム住宅事業は、1996年から製造会社とエリア販売会社とに分かれて事業活動を行なってきたが、今回の合併により、経営の効率化・一貫した顧客サービス体制を実現。顧客ニーズに即した商品開発の強化をめざすとしている。
 また新会社は、設計、デザイン、空間提案から生産・完成までのプロセスを総合的に管理する「トータル家づくり管理システム」によって、快適で健康、安全で高品質な木造住宅を提供し、多様化する顧客ニーズの満足度向上を図っていく方針。主な事業内容は、木造ユニット住宅の製造・販売・施工。資本金は8億円。

 なお、同社では同日、子会社統合に伴い、新商品「TRIPHONY(トリフォニー)」を2003年1月2日より発売開始すると発表。
 「トータル家づくり管理システム」を基盤とした「コアテック」構法による新生システム住宅の第1弾商品となる同商品は、「ハイパフォーマンス」「ハイクオリティ」「ファインプレゼンテーション」を基本コンセプトに、ゆとりある住生活を提供するもの。シンプルかつスタイリッシュな外観や異形ユニット採用による空間提案の多様性、安定した温熱環境の確保やシックハウス対策の強化などが特徴となっている。
 販売エリアは、東京都・埼玉県・千葉県・茨城県・群馬県・栃木県・神奈川県の一部、価格は3.3平方メートル当たり48万円から。2階建ての「トリフォニー」、2階建て屋上付きの「トリフォニー・エス」、小屋裏3階建ての「トリフォニー・フィオス」の3タイプを用意し、年間400棟の受注をめざす。


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