(株)リクルートコスモスは9日、東京都品川区で計画中の40階建てタワー型マンション「コスモポリス品川」(総戸数590戸)のモデルルーム・販売センターを1月11日にグランドオープンすると発表した。
一般に、タワー型マンションは開発期間が長期にわたるため、顧客にとっては、販売時点で入居後の生活・共用部分のイメージが実感しにくいといった状況にある。
このような課題に対応すべく、同社では今回、モデルルーム・販売センターに「ヴァーチャルシアター」を設置。ヴァーチャルリアリティ・システム開発の(株)ソリッドレイ研究所(横浜市神奈川区、代表取締役社長:神戸勝之氏)の立体CGシステムを、マンションの完成予想映像としては、初めて採用した。これにより、同物件の共用施設として設置が予定されている「メインロビー(高さ5メートル・2層吹き抜け)」「カフェラウンジ・ライブラリー」「スカイラウンジ(最上階)」「エアリーガーデン(屋上)」について、3Dプロモーション映像を200インチの「ヴァーチャル3Dシアター」で上映、疑似体験をすることができる。
また、イラストレーター・山本祐布子氏による『「コスモポリス品川」から始まる暮らしの風景』をイメージした、切り絵イラストギャラリーを設置。入居後の生活風景イメージ(全15点)が展示される予定となっている。
さらに、モデルルームは2タイプを用意。実際に装備される「標準仕様」として、実際に入居する部屋を忠実に再現するほか、敷地計画、建物外観デザインおよびそのスケールを、より現実に近いイメージとするため、高さ約2.3メートル(約60分の1スケール)の建物完成予想模型も展示する。
このほか、プロジェクトコンセプトを映像で紹介する「コンセプトシアター」、品川エリアから湾岸エリアをジオラマで再現する「ランドスケープギャラリー」、各設計者のインタビューでコンセプトを説明する「マスタープランコーナー」などを用意し、あらゆる観点で入居後の生活、建物完成後のイメージを実感できるモデルルームとなっている。
なお、竣工予定は2005年春。第1期予定販売戸数は200戸、第1期予定最多販売価格帯は4,000万円台および6,000万円台。