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大和ハウス、神戸市で超高層免震マンションに着工

 大和ハウス工業(株)は15日、神戸市中央区の中心エリア三宮において、地上43階建ての超高層免震型マンション「D’グラフォート神戸三宮タワー」(総戸数275戸)を2月10日に着工すると発表した。

 同物件は、関西における超高層マンションのひとつの理想形をつくり出し、異国情緒あふれる神戸の代表としたいという思いが込められたネーミング「THE KOBEST(ザ コーベスト)」をコンセプトに、シティホテルの高級感・機能性・利便性と、リゾートホテルの居住性・安らぎを備えたもの。「三宮」駅(JR、阪急、阪神、地下鉄)から徒歩約5分、新設の地下鉄海岸線「花時計」駅から徒歩約2分という利便性の高い立地に、免震構造としては国内最高層となる地上43階建て(高さ152メートル)の超高層マンションとして誕生する。
 建物は、5階までを駐車場とし、住居部分を6階以上とすることで居室からの眺望にも配慮したほか、超高層マンションへの採用は極めてまれなフラットスラブ工法(RC柱と鉄骨柱で支持)および免震工法採用により、居住空間から梁をなくし高い居住性と耐震性を実現。5階にはフィットネスジム、29階にはゲストルーム、43階には展望ラウンジ・パーティースペースを設置し、共用部も充実させた。
 また、共用部デザインには空間デザイナーの間宮良彦氏、外溝デザインにはランドスケープデザイナーの庄司悦雄氏、外溝ライティングには空間デザイナーの辻村久信氏、空間・内装デザインにはインテリアショップ「F.O.B.COOP」など各方面の専門家とのコラボレートにより、より高水準の暮らしを提供する。
 なお、同物件はこのほか、業界初の「100年長期修繕計画の対応」などによる資産価値の確保や、神戸市の屋上緑化による容積率割増認定中央区第1号物件としても注目されている。
 住居専有面積は56.273~165.4平方メートル、販売予定価格は3,000万円~2億円前後。2003年6月に販売開始、2005年3月に竣工、同年4月に入居開始の予定。


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